リョーユウ工業株式会社
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土砂崩れとF1と人材育成

社長の日常

昨日のニュースで報道されておりましたが、弊社のある宇美町で土砂崩れが起きました。

弊社も弊社の取引先にも直接の被害はありませんでしたが、現場付近の住宅には避難勧告が出され、

停電も1000軒ほどあったそうな。

自然災害には人ってホント無力ですが、怪我人がなかったのが不幸中の幸いですね。付近の渋滞は起こっておりますが。

 

どうやら全国ニュースにもなったらしく、社員の家族や私の知り合いなどからも状況確認の

連絡が入りましたが、こんな感じです。

 

同じく昨日、F1の日本グランプリの中止がアナウンスされました(涙)

昨年に引き続き、二年連続での中止の決定。

日本の入国規制に引っかかるらしく、致し方ないところではありますが、そんなのスケジュールを見れば

ずっと前にわかる話ですからね。

現状の感染者の増加が中止の決定打ではあるのでしょうが、ファンとしては

「オリンピックやパラリンピックは開催するのに・・・」

という想いがあるのは間違いありません。

特にホンダのF1ラストイヤーでもありましたし、調子も良かったので開催して欲しかったですね(涙)

 

私は昨年からたくさん毒を吐いてきましたが、ようやく総理や都知事に対して、この一年半の対策不備を責める声が増えてきました。

 

医療・病床が逼迫すれば自宅療養をお願いするといったトンチンカンな対策を打ち出しては取り下げ、

それがダメなら緊急事態だ、ステイホームだ、テレワークだと一年前と同じことの繰り返し。

新たな対策を打ち出したかと思えば、それが酸素ステーションの整備。

 

これ、すごくやっているイメージを醸し出しておりますが、酸素ステーションは自宅療養→入院までの

つなぎにしかならないはずですし、今問題になっている自宅療養&家庭内感染も減らないでしょう。

なので、医療体制逼迫&感染者を減らすことへの対策には全くなっておりません。

 

主眼とすべきは感染者を減らすことですが、その部分は一年以上前から新たな対策は何も無し。

減らせないなら医療体制の充実を図らねばなりませんが、それも手付かず・・・

これでは何も変わらないと思います。

 

そもそも「感染者が増えてきた→じゃあこうしよう」という、目先のことだけにとらわれた、

場当たり的対策しか取れない時点で、国や都のTOPには相応しくないと考えます。

 

一般企業においても同様なことは起こりえます。

社長や部長、課長クラスぐらいまでが、目先の売り上げや利益、忙しさだけにとらわれ、

5~10年後の中長期的な展望を視野に入れずに突き進むと、後からいろんな問題が起こります。

 

平時にはそれでも会社は発展していきます。

数字もついてきますし、本人たちは日々忙しく動いているので充実感もあるでしょう。

が、現在のようなイレギュラーが発生すると、それまで何もしてこなかったツケが一気に回ってきます。

企業体質というか、組織の脆弱さが露呈してきます。

 

そうならないように舵取りしていくのがTOPを中心とした管理者層ですが、できていない企業がたくさんあるのも事実。

弊社もどちらかというと、できていない方に入ると思います(汗)

 

私は現在50歳です。

外部から見るとまだ焦る時期ではありませんが、私自身5年後を目途にした早目の権限移譲を視野に入れ、

昨年度から部長以下にいろんなことにチャレンジさせております。

 

内容はこれまでも当社で実際にやってきたことばかりなのですが、私が一手に引き受けて指示出ししていたので、

自分たちでやろうとするとなかなか上手くいかないみたいですね(笑)

 

まぁそれでも私もいい歳ですから、後継者育成を含めて、私がいなくても存続できる会社組織にしていかなければなりません。

部長以下も悩み・苦しんでおりますが、ここは管理者を名乗る者であれば必ずクリアしなくてはならない部分です。

 

私が元気なうちに、「この子たち(オッサンばかりですが)たちならリョーユウ工業を任せられる」という状態にするのが、

私の社長として一番の使命だと思っております。

 

といっても、まだまだ本業も攻めますよ!(笑)

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