この4月から全企業に適用されたハラスメント防止法。
飲酒運転同様、誰もがやっちゃダメだとわかっているのに、
なんとなく看過されてきたもののひとつだと思います。
身内を悪く言うのもなんですが、私が入社したときには、先輩の意にそぐわないことをすれば
怒鳴られる&モノが飛んでくるのは当たり前(笑)
女性社員に触る、社内で性的な発言をする、セクシーなカレンダーが掲示してあるのも当たり前(汗)
まぁ今では考えられないことが当たり前としてまかり通っておりました。
その悪しき当たり前を改善すべく、法が整備される前から、ちょっとずつ改善に取り組んだ結果、
最近でこそ該当する事例は減ってきましたが、ゼロかと言われるとそうでもない。
まだまだ自分の行動や発言に対する認識が不足しております(汗)
そこで今回、社内の見解の統一を図るべく、管理部主導で勉強会を開催しました。
まずは部下を持つ立場の者から始めました。
一方的に聞く「お客様状態」を避けるべく、途中で事例(問題)を出して討論するなど、
楽しみながら真面目に取り組みました。
しかし、実際にやってみてわかったことですが、やはりグレーゾーンは間違い(意見の相違)が多く、
ハラスメントに該当しないのにハラスメントと考えてしまう事例やその逆もありました。
今週は部下の立場の者に対しても行い、そういう曖昧な部分を少しでも明確にしていきます。
ハラスメントに該当する行為が無く、今以上に気分よく仕事ができるような社内環境を
構築していきたいと思います。
夜は取引先の社長にお誘いいただき、WEBセミナーを受講しました。
前述したルール(法律)の変更や、世論の変化、世代間の価値観の違いを含め、
経営者も社員も周りの変化に合わせて、自分たちも変化して
いなかければなりません。
そのためには学び続けることが重要だと思います。
会社を経営していると、最終的な評価は数字(お金)になるのでしょう。
それは商売だから当然のことです。
ただ、良い評価(結果)を得るためには、経営者が正しい判断をしないといけませんし、
その判断を社員に対して正しく説明し、正しく理解してもらい、正しく行動して
もらわなければなりません。
そのためには
「伝える力&聞く力=コミュニケーション能力」
が重要かな?と、改めて考えさせられたセミナーでした。
お誘いいただいた長澤社長、ありがとうございました。
ハラスメント対策も会社の業績も、最終的には社内コミュニケーションが
うまく取れているかどうかに、大きく影響される気がします。
学校の勉強と違い、明確な正解も答えもありませんが、五年後・十年後に会社として存続できるよう、
そして当社の社員が安心して働けるよう、勉強し続けて改善していきます。
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