画像は超ベテラン社員お手製の簡易金型。
見た目はブサイク(失礼)ですが、ちゃんと機能しておりますし、寸法もバッチリ出ております。
取引先から特急のお仕事をいただきましたが、通常の加工工程では物理的に到底間に合いません(汗)
当初、課長たちは「人海戦術&残業で間に合わせる」なんてことを申しておりました。
「いやいや、それじゃ価格があわないだろ?」というツッコミも入れましたが、後の祭り(汗)
最初は予定通り人海戦術で加工しておりましたが、このベテラン社員が簡易金型を作ってくれて状況は一変。
現在も加工中ですが、ギリギリではありますが納期にも間に合いそうな感じ。
当社の課長たちは比較的若いです。
最新の(デジタル)設備は上手に扱いますが、こういうアナログな手法には極端に弱い(汗)
最新機器は確かに性能が良いですが、コンピューターが「NO」と判断したら加工を受け付けません。
そしてそれを使っているオペレーターも「できません」といいます。
モノづくりの会社はそれじゃダメです。
できないと思うものを形にしてこそのプロフェッショナルです。
設備はツールであり、人が使うものです。
ツールに使われていては、オペレーター失格です。
大手メーカーのように、同じものを大量に作るのなら、全てコンピューターに任せれば
いいのかもしれませんが、私たち中小の製造業がそうなってしまってはダメです。
こういうアイデアがどんどん出てこなきゃいけません。
当社の課長たちには、先輩に学んでもらわなきゃいけないことがまだまだ山積みです。
話は変わって・・・
当社の社員の身内にも、コロナワクチン接種が始まっております。
まだ社員自身は一人も接種しておりませんが、ご両親やご家族が医療従事者の方もいらっしゃいますので、
そのような状況になっております。
当社では社員がワクチン接種をする前の段階(GWあけ)で、社員に向けてこんなメッセージを送りました。
リョーユウ工業㈱としては、ワクチン接種を推奨します(強制ではない)
接種を前提に、社員の皆さんが仕事を理由として接種をためらうことが無いように、
下記方針をお伝えします。
1)従業員本人が勤務時間帯にワクチンを接種する場合(2回目の接種まで対象)は、就業時間扱いとします。
(勤務時間中に抜けて構いません)
2)従業員本人がワクチン接種後、副反応が発生したことにより就業が困難となった場合は、
接種日当日および翌日にそれぞれ特別休暇の取得を認めます。
3)従業員の家族のワクチン接種時(2回目の接種まで対象)における付き添いや副反応が発生した
ことにより家族を看病する場合には、接種日当日および翌日にそれぞれ特別休暇の取得を認めます。
会社も皆さんも初めての経験ですので、正直何が正解かもわかりませんし、これで十分だとも
考えてはおりません。
今後もさらなる検討が必要になると思いますが、お互いが良い方向に向かえるよう、協力をお願いします。
といったものです。
「こんなの当たり前じゃん」と思う方もいらっしゃるでしょうけど、当社には仕事熱心な社員が
たくさんおります。
忙しかったらプライベートを犠牲にしてでもなんとかしようと動いてくれる、使命に燃えた社員がおります。
経営者にとっては、それはそれでとってもありがたいことですが、今回のワクチンは
一日でも早く接種することが、長い目でみたときに社員とその家族にとっても、
会社にとっても大事なことだと考えております。
会社が早めに基本方針を明示しておくことによって、社員が遠慮したり判断に迷う
ことを極力少なくしておくことが大事だと考えてこのような方針を出しました。
それでも「俺は接種しない!」という可愛げのない社員もいる(笑)でしょうけど、
それは個人の価値観の問題なので強制はしません。
接種しても効果が100%なわけもありませんしね。ただ、接種しないでコロナ感染したら叱りますけどね(爆)
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