コロナワクチン(一回目)を接種して丸二日が経過しました。
接種して4時間ほど経ってから、次第に注射した箇所の下部に筋肉痛のような痛みが出ましたけど、
腕が上がらないとかいうこともなく、三日目の今日は軽い違和感程度になりました。
肩が痛かったのは筋肉注射なのでいたしかたなし。
実際には寝返りを打つときに痛かったぐらい(笑)で、生活にはほとんど影響もありませんでした
俗に副反応と言われる症状も、今のところは出ておりません。
ただ、同日接種した娘は、昨日は「なんかだるい」と言って、大学を早退して終日寝ておりました。
今朝は元気だったので、「夜遊びのしすぎやろ?」という家族間の結論に
至りましたけどね(爆)
さて、私がワクチン接種している間に、社内では職長引継ぎ式が行われておりました。
今期新たに係長に任命した二名が、前任者から引き継ぎました。
これからは安全な作業(環境)構築に、尽力いただこうと思っております。
皆さん何気なく目にしていると思いますが、製造業の工場・運送倉庫・各種現場には
「安全第一」という掲示がしてあります。もちろん当社にもあります
「売上」でも「効率」でも「利益」でもなく、
「社員の安全が何より優先される」という意味です。
入社時には必ず伝えていることではありますが、
「面倒くさい・・・」
「これくらい大丈夫・・・」
「ちょっとだけだから・・・」
といった感じで、作業への慣れとともに次第に忘れたり、疎かになってしまうことでもあります。
ちょっと話が横道に反れますが、私の父(先代)は利き腕の人指し指・中指がありませんでした。
最初からなかったわけではありません。
祖父と一緒にリョーユウ工業㈱を立ち上げる際、この業界のことを何も知らなかった父が、
勉強を兼ねてプレス屋さんにお世話になったとき、誤って機械で挟んで落としてしまったとのことでした。
当時私は1歳になるかならないかぐらいですので、その記憶は全くありません。
物心ついたときには指がありませんでしたので、それが当たり前でした。
母は毎週、傷口隠しの軍手(欠損部をカバーするように縫い合わせる)を何枚も作っておりましたので、
ときには私もそれを手伝っておりました。邪魔ともいう・・・(汗)
父本人はというと、箸は左手、文字は残った三本の指で器用に書いておりましたし、
私とキャッチボールして遊んでくれたり、ゴルフなどのスポーツも普通以上にこなしておりましたので、
それをハンデだと感じたことはありません。
ただね・・・その事故の話を聞くまでは、「なんで指が無いのかな?」と思っておりましたし、
聞いた後もなんとも言えない気持ちになったことも覚えております。
そんなことがあって、私が社長に就任してからは、安全への配慮を怠った作業
については、社員に厳しく指導しております。
ときには怒鳴りつけることもあります。
父を知らない社員たちの中には
「なんでこのぐらいでここまで怒られなきゃいけないのか?」
と不満を感じている者もいることでしょう(笑)
でもね・・・事故が起こってからでは遅いんです。
出社したときの状態で自宅に帰ってもらうこと・・・そして次の日も、また次の日も
それを当たり前に繰り返すことが大事です。
社員の家族に、過去私が経験した思いをさせないことが大事です。
それが働いてくれる社員に対しての、リョーユウ工業㈱の責任だと考えております。
職長に全責任を負わせることはもちろんしませんけど、私の安全への想いを手助けしてくれる存在に
なって欲しいと願っております。
頼んだぜ 職長!
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