画像は先日フラッと立ち寄った居酒屋。
女将さんに言わせると、「居酒屋とスナックの中間の店」ということでした。
料理を食べさせるのではなく、「マスタードを食べさせる」というコンセプトの面白いお店でした。
オープンして1年らしいのですが、コロナで半分ぐらいは休業・・・
スタッフもまだ休ませているとのことでしたが、感じも良かったので後日再訪したいと思います。
2週間ほど前ですが、弊社の営業マンから4年前に退職した元社員から連絡があったことを聞かされておりました。
その彼が土曜日にひょっこり会社に遊びに来てくれました。
遊びに・・・というよりも、仕事の話なんですけどね。
転職先では係長になっており、少しずつ権限も持たされて、今回は部品調達先の一つとして弊社を加えてくれました。
もちろん「見積もりから・・・」という話ではあるのですが、当社のことを覚えていてくれて、
「ようやく恩返しができる立場になりました」
と言ってくれたのが嬉しかったしありがたかったですね。
彼も成長しているでしょうし、当社も彼が在籍していた4年前とは一味違うところを見せたいものです(笑)
さて前々回のブログの続きです。
前々回はホスピタリティの話でしたが、私にはもう一つ羨ましい話がありました。
ブログにも書いておりましたように50周年記念祝賀会の打ち合わせですので、相談する相手は宴会部とサービス部の方となります。
その方たちから現状のホテル業界の苦労を聞かせてもらいました。
この1年半のコロナ禍において、国が移動やイベントの自粛を訴えることによって、当然ホテルの利用者は少なくなっております。
毎月の給与は国の補助金などでまかなえたとしても、売り上げや利益は激減しておりますからボーナスは出なかったり
減ったりして・・・それに嫌気がさしたホテルの従業員が次々と辞めていった・・・ということでした。
この部分は各家庭の事情もありますし、その判断を周りがとやかく言う話ではありません。
辞めるというのも一大決心であるはずですから・・・
が、その苦境を乗り越えつつあり、これから盛り返そうとしている業界において、今度は「働く人が足りない」という問題が
発生しているらしいのです。
世間では「第6波」の可能性が叫ばれておりますので、なかなか人の確保ができないらしいのです。
実際、飲食店等でも同じ現象が起こっているとの報道も度々なされております。
年末年始の書き入れ時やGoToの再開が迫る中、新たな悩みは尽きないようです。
それでもその業界に留まっている方から、お互いの仕事をリスペクトしているという話が出ました。
この二つの部署、意見の相違でたびたびぶつかるそうな(笑)
意見の相違といっても「できない」「やらない」という話ではなく、「こうしたらもっとお客様に喜んでもらえるのでは?」
ということに基づいたものらしい。
宴会部は企画部隊、サービス部は実行部隊といえるのでしょうけど、お互いの立場で真剣にお客様のことを考えている
からこそ、「こうした方がいいのではないか?」という意見がぶつかりあうわけです。
波風立てたくなければ、企画された内容を淡々とこなせばいいのでしょうけど、そこはお互い自分の仕事にプライドを持っている
プロなので、より上質なサービスを提供することを目的に真剣に意見を交換するわけです。
「意見を言われてカチンとくることもあるし、言い争うこともある(笑)」
と仰っておりましたが、
「話を深めるうちに相手の考えや意図がわかってくるし、そこまで考えていたのかと反省することもある。
大体一晩寝たら冷静になって、言い過ぎたと思えば謝りますし、お互い納得した上で仕事を進めています。
その言い争いを通して、結果としてより良いサービスをお客様に提供出来ていると思います」
とも仰っておりました。
この話を聞いて、「羨ましいなぁ~」と思う私がおりました。
まさに私が弊社の管理職に求めていることだからです。
一人ひとりはきちんと考えながら仕事しているのに、相手にその考えを伝えるのが超苦手(爆)
「これ言うと相手の仕事が増えるかも」
「これを言うと自分の評価が下がるかも」
「相手から反感買うかも」・・・
などと不要な心配ばかりして、自分の考えを周りと共有せず、ぶつかり合うことを避ける・・・
かといって根が真面目なもんだからサボることなく、そのモヤモヤを抱えたまま実直に仕事をこなす・・・
決して仲が悪いわけじゃないんですよ。
プライベートで遊びに行ったり飲みに行ったりしてるし・・・
でも仕事になると、途端によそよそしくなる・・・(笑)
傍から見ていると不思議&悪循環でしかないのですが、上で述べたように相手の仕事に対してリスペクトが無いのか、
目指すべきところが共有されてないのかな?
と今回のホテルマンの話から感じました。後者だとしたら私の責任ですね(汗)
この辺りはさらに観察しながら、
「プロとはなんぞや?」
「仕事とはなんぞや?」
「私たちの社内での存在意義はなんぞや?」
を考え、行動にうつせるようになるまで、しっかりフォローしていこうと思います。
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