リョーユウ工業株式会社
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TURRET PUNCHタレットパンチ加工

タレットパンチ加工とは、タレットパンチプレス機にて、板金の加工などにおいて金属の板を打ち抜き、加工する方法のことを指します。事務用品で紙に穴を開けるパンチのような仕組みで、タレットと呼ばれる金型のホルダーに打ち抜く形状をした金型(パンチとダイ)をセットして打ち抜く形状を成形し、加工を行います。
タレットパンチ加工(タレパン加工)は鉄やステンレス、アルミといった金属板を加工する際に使用されます。1回の抜き打ち動作で1箇所の穴を開けることもありますが、細かく繰り返し抜き打ちプレスを施し、開けた穴を連続させ、つなげて大きな形状を打ち抜き、切断するケースも多いです。そのため、丸や四角といった汎用の型から、さまざまな形状にて打ち抜けるのが大きな特徴です。機種によっては、あらかじめ作成しておいた加工データを機械に取り込むことで自動で加工を実施することができるものもあります。

加工の種類

#01

タレット式(タレットの種類)

代表的なタレットパンチです。
名称の通り、設置されたタレットが回転することで装着された金型が切り替わり、複雑なプレス加工を施すことが可能です。
複数の金型を設置することができ、金型を交換する必要なく、連続でさまざまな加工が可能となっていることから、製品製造を効率的に行うことが可能で、大量生産する場合などに役に立ちます。

#02

シングル式(タレットの種類)

シングル式の場合はタレットを持たず、単一の金型で加工します。
同じ穴を複数の金属板に開ける際に使われることが多く、構造がシンプルであるため、メンテナンス性が高い点や、比較的小型である点が特徴となっています。
使用する金型は1つでも、母材の位置を動かすことで、連続で小刻みに穴を開けることが可能であるため、さまざまな形状の加工を施すことが出来ます。

#03

機械式(駆動方式の種類)

機械式のタレットパンチの場合、フライホイールという円盤上の部品の回転運動を、これに繋がれているクランクを介して、素材を撃ち抜くストライカーの上下運動に変換する方式です。構造上、上下運動の長さは変えられませんが、同じ圧力とスピードでプレス加工を行うことができます。

#04

油圧式(駆動方式の種類)

油圧式のタレットパンチは油圧ポンプの力を使い、金型に対してかける圧力を出す方式です。油圧ポンプと連動したシリンダーで、素材を撃ち抜くストライカーを上下運動させ加工を施します。かける圧力と加工のスピードを細かく調整することが可能で、加工時に生じる騒音や振動を抑えることが可能です。

#05

サーボモーター式(駆動方式の種類)

サーボモーター式のタレットパンチは電力を用いてサーボモーターの回転を発生させ、素材を撃ち抜くストライカーの上下運動を行う方式です。電力次第で素材にかける圧力と撃ち抜くスピードを調整しやすいという特徴を持っています。
また、電子制御が備わっているため、金属板の形状や加工の内容、材料や材質に対応した設定に変更できるメリットもあります。

対応する加工素材

加工実績

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